ハンニバルのアルプス越えを10月20−24日頃と想定したが・・・大雪

2004年10月19日のヨーロッパの衛星写真です。
荒れてますね。西から東に移っていきます・・・

Mundbergさんが、Traversette峠(フランス:イタリア国境)の現地に行き、そのレポートによると、
>10月15,16日に雪、・・10月17日は朝から快晴・・

たしかに衛星写真でも、その状況が見えますね。
−−
>冬山装備ではなかったため、積雪と強風により、2800mあたりで峠越えは断念・・
>今回のような積雪のあるTraversette峠をハンニバルが越えていたとすれば、
>その結果がどのようなものとなったかは、想像に付きます。・・・

とのこと。
http://www3.big.or.jp/~kitamura/bbsy/yybbs.cgi
−−−

2002年にハンニバルのアルプス越え紀行を書いて、
Mundbergさんがその後、その峠を何度も観察しに行き、情報を送って頂きました。
−−−


私の想定では10月20−24日頃に峠越えをし、
「その下りで、9千の歩兵、9百の騎兵、3頭の象を失った」としました。
http://www.eu-alps.com/o-site/do-2002/621/621col-agnel3.htm

まだその時期に雪で遭難するのは早いのかな?と思っていたのですが、Mundbergさんのたびたびの現地調査で、そのような年もあるんですね。暖冬に徐々になってきているといわれる今の世紀でも。
(昨年行かれたときは、雪も無かったとのことでした)
http://www.eu-alps.com/i-site/cols/data/n0005/n0005p.htm

山の遭難、大量死、凍死・・・ますますその当時(紀元前218年)のことを、知りたくなっています。
−−−
別途、雪のTraversetteの写真を送っていただけるとのこと、また、サイトに掲載させていただき、分析させていただきたいと思います。


一週間後の「2004年10月26日 0時」のヨーロッパの衛星写真です。
またも大きな低気圧がフランスからイタリアにかけて動いています。

これは大荒れです。
新潟の地震の前の大雨、台地に含まれ重くさせる今の時期の大雨は、
雪になると湿気った、重い、身体に粘りつくような雪になるのです。

こんな気候に山を越えるのは危険。


2004年10月26日 3時・・・3時間経ったら、ますます発達し,東に進んでいる。


2004.10.27 0:00 21時間後には・・・
この天気はどんな状況なのでしょう?
イギリスの西には渦巻きもあるし・・・

●−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−●
人気blogランキング 読み終えたらクリックして下さいね。
●−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−●