オオブタクサ Ambrosia trifida

オオブタクサ !!  除草必須

●駆除は、抜き取り,刈り取り

●少数でも見つけたらすぐに防除。小さいうちは手で簡単に抜き取れる。

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参考情報:
Ambrosia trifida  オオブタクサ /葉の形から「クワモドキ」
 キク科 Asteraceae  ブタクサ属 Ambrosia

●形態 大型の一年草.茎は直立し,3mになり,多毛,分岐して大きな株になる.葉は長柄があり,長さ・幅とも20~30cmになり,掌状に3~7裂,裂片は細長く尖って両面ともざらつく.雌雄同株.雄の頭花は枝先に細長い穂を作り,総包片は合着して皿型になり,複数の筒状花を入れる.雄ずい5個.雌の頭花は雄花序の基部にある包葉にかくれて2~3個ずつつき,緑色のつぼ形の総包に雌ずいのみつく.偽果は長さ5~10mm,先はくちばしとなり,基部に4~8個の刺状の突起.染色体数2n=24.ブタクサとの雑種がある.生長後も葉が分裂しないものはマルバクワモドキとされる.

●風媒花で大量の花粉を飛ばし、秋の花粉症の原因植物ともなっている。
・利用価値も低く、原産地アメリカでは野生の七面鳥に食べさせるぐらいしか使い道はない。
・国は『重点対策外来種』に指定
・1株から275~5000個の種子をつけ、風や鳥、人によって伝播。種子は、地中深くに眠っても21年間は発芽能力を保持。
・休眠性は高いが、寒さには弱く、2回冬を経験するとほとんど死んでしまう。

●防除方法 抜き取り,刈り取り(ブタクサハムシの増加、化学薬剤で処置.微生物除草剤)
・除草の方法:オオブタクサは、「種」から繁殖する1年草。そのため、「種が落ちないようにすること」が重要。種がつく前に除草するか、種がこぼれないように袋へ入れるなどの方法が効果的。
・オオブタクサは、5月頃の芽生えから8月にかけて、とても早いスピートで大きく太く育つ。少数でも見つけたらすぐに防除。小さいうちは手で簡単に抜き取れるが、大きくなると、鎌が必要になり、刈った草を片付けるのも一苦労。